のらみみ10話(Bパート)&11話

「のらみみ」11話より。

例によってのらみみです。


10話「パラレル送別会」と11話「魔女っ娘メリィーちゃん」とは、どちらも少年とキャラとの「お別れ」を描いたエピソードであり、それぞれのエピソードにおいてキャラ自身が「お別れ」を苦手としているのだけれども、苦手だからこそか、10話主役キャラ、ニゴロと、11話主役キャラ、メリィー共に「お別れ」が上手く出来ない様の対比的な見せ方がスゲェ面白かったゼっつー事をメモっておきます所存。


まんじゅうキャラ、ニゴロが主役の10話は、彼にとって初めての「お別れ」の話であり、未経験による不安からキャラ紹介所の「ハローキッズお別れイベントサービス」を頼るものの、いざその時になったら大混乱を起こしてしまい、失敗してしまう。
が、再度、改めて「お別れ」する時には物凄く、スマートに去っていく。*1
対して魔女っ娘キャラ、メリィーが主人公*2の11話は、それ迄女の子の家に居候していた彼女にとって、初めて男の子との「お別れ」の話であり、相手が男の子であるが故、それ以前の女の子にと同じ様に接する事が出来ず、ギクシャクした関係のまま「お別れ」の時期が来てしまい、メリィー自身で美しく演出した別れ方をしようとするものの、結果的に不格好で人間臭い別れになってしまう。*3
この不格好な別れだからこそ、メリィーが「キャラなんだけど見た目は普通に人間のお姉さん」である事もあり、「お別れ」がより後ろ髪を引く形である事を強調して感じられ、その別れてしまった後日における少年の独白の意味が強くなっている。



あー、もー、何は兎もアレ「のらみみ」見てよ。
こんなん駄文よりか百聞一見だからさ絶対。

*1:この時の「お別れ」演出にはチョット評価の言葉が間違っているかもしれないケド、背筋がゾクゾクする位にカッコ良かった。必見。

*2:正確には居候先の小学6年生シゲルが主人公であり、彼の視点で物語は進行する

*3:この不格好な「お別れ」も不格好であるからこそ、グッと来るものがある。恥ずかしながら小生、半ベソ状態でしたさ。あぁ、泣きかけましたとも。