ラブライブを見ていると、μ'sの中でも矢澤にこが気になるし目で追ってしまう。
何故だろう?
ウムムと考えた。


唐突だが、ラブライブにおける


「廃校危機→仲間集め→決戦(ラブライブ)」


この流れを誰もが知る、いや知っていなければいけない名作の類似系として、


「野武士襲来→『お侍、雇うだ』→決戦」


七人の侍に当てはめてみる。
すると、矢澤にこは誰か?
=菊千代(三船敏郎)である。


矢澤にこがアイドルに憧れ、なろうとするソレは、菊千代がサムライに憧れ、なろうとするソレだ。
憧れは誰よりも強いのに、ダンスや歌唱技術で抜き出る事は出来ず、コミックリリーフ側に回ってしまう様も、菊千代を彷彿とさせる。
10話で、「自分はお金持ちだ。料理なんて出来ない」と嘯いてみせる矢澤にこは、盗んだ他人の家系図を広げて見せ、侍である事を証明しようとする菊千代そのものだ。
5話における、部室にアイドルグッズや知識を溜め込むものの、誰も仲間がいなかった様子は、多くのオタク視聴者に


「こいつは、俺だ・・・!俺もこの通りだったんだ・・・!」


と、思わせ、視聴者自身をも瞬間的に菊千代にさせられてしまう有様だ。
成る程、だから俺は矢澤にこが好きなのかと納得。


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