ゼーガペイン
今日、全26話中、14話ED迄見た。
その際における私的状況はとゆーと、ブッ壊れた涙腺の為にボロボロと滲み歪む視界と、啜っても啜っても出て来ようとする鼻水とのタッグによるツープラトン攻撃に苦戦を強いられつつ、それでもTV画面から目を離せずにいた。
花粉症では無い。
物語によってだ。
元々ゼーガペインは2006年4月のリアルタイム放送当時、2話迄見て視聴を打ち切った作品だ。
何故、見続けるのを止めたのかはハッキリ憶えている。
「ロボットアニメとして面白さが感じられなかったから」だ。
当時の自分思考としては、
・ロボットアニメはロボットをカッチョイイと思わせてくれる作品であって欲しい。
・タイトルが「ロボットの名前」なら尚更である。
とかいったものがあり、それを満たしてないと判断した時点が2話だったのだと思う。
・・・然し、違った。
ゼーガペインにおいてロボットはメインディッシュでは無く、それに添えられたソースやら、前菜やら、スープやら。ハタマタは手際の行き届いたウェイターのサービスだのといった、フルコースを構成する一部分でしか無い、と。
この時点でそう気付くべきだったのだけれども、気付けなかった己の未熟さから、リアルタイム視聴する事により、中途半端にネタバレを踏む事もなく純粋に物語を楽しめる権利を失ってしまったのだった。
「では、何がメインディッシュなのか?」
と、問われれば・・・イヤ、未だ途中までの視聴なので確実にそうだと言い切る事は出来ないケド、
「SF青春群像劇」
である事が、この作品を作った人達が一番見て欲しい所では無いかと、そう思える。
第二次成長を終えた体と、まだまだ未発達の精神と。
自分と周囲との事を、世界だの宇宙だのといった規模に置き換えてウダウダグダグダと考え、結果的にその思考は大して意味を成さなかったり、その思考によって行動をしてみるも空回りだったり。
結局なるようにしかならない日々を延々繰り返しながら生きる。
なんて事は、現実において中二病以外の何物でもないが、「物語」においてソレは立派な人生の一部分になるのだ。
未熟なガキが未熟ながらも何かしらやってみようとする様は面白い。
今の所、ウチのゼーガペイン感はそんな感じ。
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