隻眼獣ミツヨシ

「隻眼獣ミツヨシ」1巻表紙

今更ながらですが、ココ最近になって攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG見ていまして。
ソレと同時に上記の攻殻同様、神山健治監督作品である「精霊の守人」も現在進行形で見てんだけど、神山健治は「ヒロイン」と形容するよりかは、「ヒーロー」ぜんとした強くてカッチョイイ女性が作品の主人公として好みなのかしらん? いや、だって攻殻草薙素子も精霊〜のバルサも肉体的だけでは無い、互いに似た質の「強さ」を持ってるからなぁってな事を安易で凡庸ながら思ってしまったりした訳でして。


んでも、例えばコレがジェームス・キャメロン監督だったりすると、「エイリアン2」のバスクエス兵卒!!*1、「ターミネーター2」のサラ・コナー!!*2、「トゥルーライズ」における主人公ハリーの妻ヘレン*3だのと、露骨に


「俺は強い女が超大好きなんだけど何か?」


と、恰も作品を介してモニター越しの視聴者に発言しているが如くであり、思わず映画を見ているこちらも


『嗚呼、アンタは強い女が大好きなんだろうさ!!』


等と、モニター越しのキャメロンへと思考による返答を返してあげる程に、そう思わされたモンだったなぁ・・・。






さて、そんなんこんなんな反芻的回想は兎も角として、「隻眼獣ミツヨシ」であります。

隻眼獣ミツヨシ (1) (Dengeki comics EX)

隻眼獣ミツヨシ (1) (Dengeki comics EX)

前述に従ってコレもヒーローぜんとしたヒロインな作品だったりしまして。
恰も第二次大戦中におけるアメリカ軍戦闘機のノーズアートばりのグラマラスボディっぷり&「コラーゲン多めに取っていますから」と言わんばかりのボッテリ唇とゆー、視覚的にコレでもかと女性感を強調したキャラクターが主役のSF時代劇剣客アクション・・・って自分で言ってて支離滅裂げな気がしなくもない説明だけど、コレがあながち間違っても無いのだから困る。
イヤ、別にウチ自身は困りはしないんだけれども。



然し、コレが勿体ない作品だったりしまして。
一言で言うと、未完。
未完なんだけど、クソ上手くてカッチョ良くて作者の漫画力を伺いしれる重厚なアクションを描いているが為に読み手の自分としてはとっとと続きを読ませやがれコノヤロウ等といった感であり、こんなん駄文でもグダグダ書いてブログに載っけとけば、今後続きが発表される可能性が1ナノミリパーセントでも上がるかもしんないなぁとか思った次第にて今日の駄文終了也。

*1:「バンダナの軍人ネーちゃん」ってー言えば解りやすいかしらん?

*2:序でに言えば、サラ・コナー役のリンダ・ハミルトンは一時期キャメロンの嫁さんだったナァとか

*3:実際の所、ヘレンは「強いヒロイン」では無いのだが、ジョジョ4部におけるコウイチ君のエコーズの様に作中で成長し強くなるヒロイン!! として私的に印象が強いのよ