エマ第2幕(終)

終盤のまとめ方が御都合主義でもって風呂敷畳みました感はあるものの、これは「物語」であり、ソレを理解していないで見ている人は皆無であろうし、そーいった事からその風呂敷パタパタ感を不満に思う人も少ないであろうと思った。
全体的に平均点以下になる事の無い良作画で、背景やら小物やら美術やらも余程の英国マニアでもなければ矛盾点を見いだせないであろう程に丁寧な作りだったが、反面、「動き」の点でスペシャルな作画は少なかった。
唯一、スペシャルな所を挙げれば、1話*1における毒死しようとするナネットとそれを止めるエマの動き位か。
最も、作品が作品であり内容が内容なのでそういったスペシャルな部分の必要性が無かったが故に、全体面での丁寧さが目立ったとも言えなくもない。
制作会社「亜細亜堂」の底力を垣間見た良作だった。

*1:全作の総集編では無い方の「1話」ね