S60チルドレン

「S60チルドレン」1巻より。

初めて読んだ時、余りにも見覚えと身に覚えが有りすぎる既視感に囚われた。
昭和と平成の境目に小学校の後半戦を過ごしていた頃の俺達がそこに居たのだ。


放課後、毎日の様にファミコンを持っている奴の家に押しかけ代わりばんこでずっとゲームやっていたり、
中学生のカツアゲに脅えて小遣いを靴底に隠し持ったり、
ちっぽけでくだらなく他愛もない事にやたら意地やプライドを張る事が出来、
無知故に間違いや過ちばかり繰り返して後悔してばかりの、
然し馬鹿だからそれを直ぐ忘れてしまう様な何処にでもそこらかしこに腐るほどありふれていたクソガキ共である。

S60チルドレン 1 (イブニングKC)

S60チルドレン 1 (イブニングKC)

S60チルドレン 2 (イブニングKC)

S60チルドレン 2 (イブニングKC)

S60チルドレン 3 (イブニングKC)

S60チルドレン 3 (イブニングKC)

S60チルドレン 4 (イブニングKC)

S60チルドレン 4 (イブニングKC)




多分に彼らは今じゃそんな事も忘れて何かに追われるように毎日生きているのだろうか?