マンホール
つい先日迄、
「今年オモロかった端っこ漫画?
あー、なんだかんだ言って私的にゃー、誰も寝てはならぬ (漫画) - Wikipediaだったりするのかなぁ・・・。
ンでも悔しいのがその今年オモロかった漫画が、モーニングとゆー結構なメジャー誌に連載されているのにも拘わらず、
連載開始から今年迄の数年間、その面白さに全く持ってコレっぽっちも気付けずスルーしっぱなしでいた所をmixiでマイミク某氏に
『モーニングで面白いのは「誰も寝てはならぬ」だけでしょ』
って言われてみて初めてキチンとチャンと読んだりしてみて、
うわコレって滅茶苦茶私的好みな『ナニワモノ』*1じゃねーかッッ!!
ってな感じで、そんな私的『今年の1冊』が『人に教わって知り得た漫画』だってのが漫画読みとしてあーもーなんだかなー。
オモロイけど悔しいなぁ・・・orz
みたいな感じでね、ドォにもコォにもうーむーってな感じなんだわなぁ」
等と思っていました所に、いっぱつぎゃくてんほーむらーん。
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簡単に説明すると感染症を主としたバイオホラーである。
「エボラ出血熱」という言葉とその情報が世に広まって以降、映画でも漫画でも小説でもこの手の感染症を扱った物語がチラホラ目に付いた覚えがありますわな。
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だが、ズバ抜けて「マンホール」が面白く、怖い。
それだけで無く、上手い。
1巻では未だ「読者を話に引き込む為の演出」としてギャグを使っていたりして緩む場面が幾つかあるのだが、
コレが2巻に入ると一気に物語の緊張感は常に張りつめっぱなし、読み手の俺はずっと鳥肌立ちっぱなしといった有様である。
その、シリアスの度合いを段々に強めていく手法が絶妙に上手いのだ。
例えば、
主人公がごく普通の刑事ドラマとかでアリガチな、ベテラン親父な刑事&新人女子刑事とゆー形だとか、
明確に事件を起こした犯人が居て、
その犯人は自身の行為を「正しい」どころか「正義」であるという思考と理論付けを持ったタイプとゆー事だとか、
その感染症に対抗する組織が普通の保健所だったりするのだが、この保健所職員達が無茶苦茶カッチョ良かったりとか。
そんなんこんなんを説明した所でコレっぽっちも「マンホール」自体の面白さが伝わらない事なんざは明白故、
取りあえず兎に角四の五の言わず女房を質に入れてでも読め。
あと、うっかり雑誌(多分、ヤングガンガン)を手にとって中途半端な所っから見ない様。
絶対コミックスで最初っから読むべき漫画だコレはと。
っつーかそんなん言ってるウチですら今現在3巻を求めて右往左往のココ数日的状況ですがなコレがFUCKッッ!!!!
*1:平たく説明しますと「関西人」が主な漫画。