まぐろ土佐船
「マグロ船に乗る」
というと、昔っからあるイメージとして、
「借金のカタに追われて」だの、
「陸から逃げる為」だのと、
ソレはハッキリ言ってコレっぽっちも良いものではない。
コレを書いている手前自身、出来れば今後、自分の人生においてマグロ船に乗る機会が無い事を切に希望する位にだ。
だが、然し、
実際現実にまぐろ船に乗り込み、
荒波に揉まれ、
1年も2年も日本へ帰れず、
死に近い己が位置を痛感し、
1日15時間にも及ぶ肉体的重労働からすると決して高いとは言えない賃金でマグロと格闘し続ける男達が居る。
- 作者: 青柳裕介
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2001/08
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (1件) を見る
その男達の心境を「全て理解出来る」という事は決して無いだろうが、「少し解った気がする」とは感じ得るだろう。
ウチの場合だと、
死に易い、或いは死に近い危険な仕事程、生きている事の充実感を他の何倍をも存分に味わえる為か、続けていられる。
と、自らの仕事*1に被らせて思ったりした次第ですさ。
*1:前にも言ったけどバイク便ね