translucent
思わず、
「こいつはくせえッー! 青臭いにおいがプンプンするぜッーーーーッ!!
・・・だが、それがいい!!」
等と、少年ジャンプ的名言を組み合わせて使用したくなる程、恥ずかしくって青臭くって読んでる時の自身の姿を他人に絶対見られたく無ぇっつー位に悶えちゃう感じに面白かったですは。
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「透明人間」ってーと、ココ最近だとケビン・ベーコン演ずるゲス野郎な博士*1だとか、
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チョット前だと、その苦悩と逃亡の日々をインタビュー・ウィズ・ヴァンパイア形式に告白してくれちゃうソレだとか*2
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その辺りが私的に印象深い所だったりしやがりますが、この作品ではアクマで半透明。
半透明ではあるんだけど、思春期の不安定な感情と連動してどんどん透明化が進んでいってしまったり、落ち着いて普通の状態に戻ったり。
かと思えば普段から部分的に透明だったり。
そんな少女の物語を例えば、
電車で旅立ってしまう女の子の見送りギリギリの時間に間に合う為、チャリで全力疾走
だの、
河原で男と男が取っ組み合いのケンカ(序でに豪雨)
だの、
目指したい夢を親に反対されてあーだこーだ
だのといった、
人生100年生きれると仮定して、既にその4分の1以上を経過した年代の我々が、それこそ既に何十回何百回も物語を通して見てきた青臭青春シチュエーションを、その例えに挙げたそれらは「再利用」と言っても過言では無いであろう程の状況を、見せてくれるのである。見せつけてくれやがるのである。
何度も強調して言おう。
こっ恥ずかしく感じ無いワケがない。
在るはずも無い「臭い」を感じずに居られる筈がない。
然し、それらのガキんちょ共がウジウジウダウダやっている感が読んでいてとても心地よいのである。
見かけたら手に取れ。
そして、立ち読み出来る様なら読んどけ。