散人左道
んー、コレをなんて例えれば適当だろうか言葉の選択に悩みまくった挙げ句、出てきたのが
「青年漫画誌枠の少年漫画」
とゆーのが私的にしっくり来る感じかしらん?
ホラ、ココ数年でデッカイ石ころの裏側に巣くうダンゴロムシの様に増殖しまくった深夜アニメでも
「別にコレ深夜枠でやる必要無いんじゃね?」
みたいに思える作品ってのは割とチラホラあったりするんだケド、実際のトコ、他の放送枠に入れられる所があるかっつったら無ぇので消去法的に深夜枠に落ち着くみてーなそんな感じ・・・カナ?
さて、本編の内容ですが「旅しながら妖怪退治するにーちゃんの話」です。
物凄くシンプル・・・とゆーかありきたり・・・とゆーか、似たような話を既に人生27年やってる内に100本位は見たり読んだりしていると思う。
等と全く持って褒め言葉にならないソレコレを立て並べてしまう程にアリガチ感アリアリなのですが、そんなんこんなんアレコレを立て並べた挙げ句、「面白い!」って言えたりしちゃうから漫画ってのはフシギだよねー?
ってか不思議なのは支離滅裂な俺の文章の方じゃないかと思わないでも無い今この頃ですが。
閑話休題、んだけど「コレがこんな塩梅で面白いんだよ」って説明するのチョイ難しい感じなんだわなコレ。
例えば、リアルよりかシンプル寄りで漫画的な絵柄とか、
然し、キャラクターの表情は割と豊かだったりとか、
客に媚びを売らない描き方のパンチラに好感感じたりとか、*1
アクションの描き方が「瞬間」を止めて描いているのでは無くて、「動き」を読み手に伝える様な描き方をしていたりとか。
そんなん感じで色々細かくお気に入りなんだは。
さて、それでも内容に触れてみると、だ。
主人公「フブキ」は既に成長した大人であり、精神的には兎も角、「妖怪退治の人」としては強くない。寧ろ弱い。
「知識と技はあるが、力が無い」といった感じだろうか?
だが然し、必要以上に強さを求めない。
そして、過去には必要以上に強さを求めていた。
それだからか知らないケド、視点が主人公自身である事が無い。*2
1話では健康的なセーラー服姿が10年前だろうと10年後だろうと支持されていそうな「鈴子さん」の視点だし、
2話以降では押しかけ気味な弟子「よる」の視点だし、
「よる」と別れた後の10話では「黒服黒メガネの女」の視点だし。
そうやって見ると、「未熟な人間が、力は無いが精神的には強い大人を見ている」*3という感があったりして、やはりこの漫画は「青年誌」の位置でしっくり来ると思えてしまって最初と言ってる事違っちゃったりしてしまうもんだからフシギ、フシギ、ふ〜し〜ぎぃ〜、ウワァオ〜♪ 等と深夜に一人口ずさむ今この頃だったりしやがります。
- 作者: 水上悟志
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