狩人と犬,最後の旅

「狩人と犬,最後の旅」より。

何のことはない、タイトル通り、犬橇を扱う狩人が引退を決意する迄の1年を撮った「日常」の映画である。
とは言え、その日常は我々が見たら厳しく、危険に満ちあふれたものであり、それは「冒険」と言い換えた方が適切と思える程なのだけれども、この映画の主人公であり正真正銘の狩人である彼、ノーマン・ウィンターにとっては間違いなく日常そのものの映像である。*1
その日常を六畳間に寝そべった状態で垣間見ているからこそ、受動させられるものがあると、そんな事を思わされる作品でしたわ。


『狩人と犬,最後の旅』に学ぶ人と動物の絆 [犬] All About

*1:最も、それを「撮影していた」という事自体は非日常だったのかもしれないですけど