観察
ベランダの戸を開ければ、向かいに見えるは隣の家に住む幼馴染みの部屋の窓・・・。
なんて設定は古今東西ラヴコメ界隈八百八町において、百億万回使い古されているにも拘わらず、今尚、恥ずかしげもなく現役であるからにして、既にソレは伝統芸能か王道プロレスかハタマタは新喜劇かっちゅー領域の「お約束」なればこその「設定」であると。
賢明な読者諸君であれば、その様な事など考える以前に感じて理解しているのであろう事は重々承知の上で、では何故敢えてこの様な枕話を持ち出したのかと問われれば、今回、コレを紹介する為に他ならない。
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その、伝統であり、王道であり、お約束である設定を真逆に変換し、恋愛対象と成りうる二人を恰も反比例グラフ図における双曲線が何処まで伸びても交じる事の無い様に配置した、
「幼馴染まず」
の物語なんだなコレはと。
そんな事を思ったのは視聴終了後っから1日経過、久々駄文熱がムラムラメラメラと燻ってきやがりまして、ソレを真っ白な灰に燃え尽きる迄待つ訳も無く、私的に毎度の事ながら駄文書き始めるとソレ終わらす迄は眠れなくなっちゃうんだからとっとと燃え尽きて下さいとばかりに発泡酒とゆー加速燃料をよろしくメカドックのニトロ宜しく五臓六腑にブチ込んでキーボード叩いた有様がここ迄のグダグダ。
実際視聴終了直後に思った事はとゆーと、
「『パッピーエンド』ってこーゆー事だよね」
との台詞は、ウチの友人がポストマンブルースを一言で表した際のソレであり、この映画の紹介とは全く持って関係ない一言であるのだけれども、ソレに右ならえしたかの様な
「『純愛』ってこーゆー事だよね」
との一言であり、我ながらありたきり尚かつ凡コメント過ぎて、己がボキャブラリーの貧困さにトホホ感が漂い澱む有様だけれども、ンな事ぁ兎も角としまして、久々「映画」でしか見られない物語を見せて貰いましたってー感じでしてオススメすよー。