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例えば、軍人の迷彩服。
例えば、サラリーマンのスーツ。
例えば、魚屋のオッサンの前掛け。
例えば、鳶職のニッカボッカ。
例えば、喫茶店のマスターのエプロン。
例えば、「欽ちゃんの仮装大賞」のバニーガール。
古今東西老若男女問わず、ソレが「仕事の服装」であるのならば、何かしらその仕事に対しての機能と、仕事をする己自身への機能が働いており、より仕事をし易くしている筈だ、筈なのである。
だからにして、サラリーマンが「紳士服の青山」において2着同時購入3万円ポッキリで揃えた己がスーツを「戦闘服」だの「コンバット・スーツ」だのと呼称し、あまつさえソレを着用する際に「蒸着せよ!ギャバン」を口ずさんでいたとしても全く持ってコレっぽっちも大袈裟では無い、無いのである。
- 作者: 大和田秀樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/06/06
- メディア: コミック
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さて、ソレはソレとして、バイク便なんて仕事をやっていると冬場の朝は服を着るのにスゲェ時間が掛かります。
例えば下半身だけで、
- ユニクロのボディテックロングスパッツ
- トランクス
- ジーンズ
- コミネのニープロテクター
- オーバーパンツ
と、5点着用しているのであり、コレが上半身となると
- ユニクロのボディテックTシャツ
- ロングTシャツ
- 所属社名入りダンガリーシャツ
- コミネのプロテクター
- ユニクロのリバーシブルフリース
- 所属社名入りウィンドブレイカー
- KISSレーシングのライディングジャケット*1
- 所属社名入り業務用ベスト
- GOLDWINのネックウォーマー
と、9点着用の上、更にヘルメットやらグローブやらを装着しているのであったりしやがりまして、この着衣状態のまま「バイクの運転」以外の事を、例えばグローブを外した上でボールペンで文字を書く事すらクソ書きにくいは、チョット歩いただけでクソ熱っ苦しいは、間接とゆー間接の可動範囲が著しく狭まるは、ソレ以前に生命維持において絶対的必要行動である「呼吸」を普通にしているとヘルメットは曇るわ、オマケに眼鏡も曇るわで、肺活量を自己的に著しく減少せざるを得なかったりしまして、恰もソレは未だ足しか生えて無いのに陸地に上がったオタマジャクシの様に何もかもの能力が低下する状況にあったりするのですが、反面、この着衣状態のまま「バイクの運転」をするのならば、平均気温3℃の最中高速道路を90km巡航で1時間ずっと走行していよーとも、全く持ってコレが暖かいゼっつーか逆に暖かくてボク眠たくなって来ちゃったよパトラッシュ・・・・zzzz・・・・ハッッ!! 今一瞬眠りかけてたッッ!? ヤバイのでチョット路肩にバイク止めて洗顔シートで顔を拭いてスッキリした挙げ句に再発進ダゼ!!*2
ってな感の装備が充実しているが故にあったかヌクヌクハッピーベイビーイヤフゥーな反面、そのヌクヌクが故にスヤスヤでもって気付いたら路側帯走っていてハンドル5cm横には路壁が迫っていて事故りかけ寸前状況に追いやられたりとかしていたりもするのですがっつー話は閑話休題として、だ。
冒頭でも似た様な事言っているケド、
「着衣による機能によって部分的能力を上昇させている」*3
って事を如実に感じるんだは、バイクに乗るカッコって奴は。
いや、「だから何なの?」って言われても言いたい事ぁソレだけなんだケドね。