将軍は女、大奥には美男三千人。

アニメにしても、漫画にしても、小説にしても。
いわゆる、「ボーイズラブ」(以下、BL)ってー呼ばれる、美形ホモ同士が抜きつ刺されつトコロテンする様な類のソレコレを全く持って受け付けれ無ぇ所か、手に取る事すら躊躇いますっちゅー野郎共は割と多いと思うんだよね。


かく言う手前も、その手のモノは頑張って見ようとしてみたりもした時期があったりしましたが、殆どの作品において「やっぱチンコ同士は無理無理駄目駄目」ってー感を抱いてしまうのが正直な所でして。
あ、んでもニューヨーク・ニューヨーク (1) (白泉社文庫)については赤ちゃんと僕 (1) (花とゆめCOMICS)やらしゃにむにGO (1) (花とゆめCOMICS)の著者、羅川真里茂がド直球に現実感のあるホモセクシャルを描いていて私的に評価高かったりするんですケドねコレが。



さて、そんな前置きを踏まえつつ、今回紹介するのはコチラ。


大奥 (第1巻) (JETS COMICS (4301))

大奥 (第1巻) (JETS COMICS (4301))



ハッキリ言って、正確にはBLと呼ばれるソレじゃー無ぇんだけど、


「『BL漫画家』とゆー過程を得た漫画家よしながふみだからこそ!」


と感じさせるSF的とも受け取れる設定が秀逸でクソ面白い。
何せ、上記の画像からも見て取れるが


将軍は女、
大奥には美男三千人。


なのである。



コミックス一巻においては、

「何故そんなSF的江戸時代になってしまったのか?」
「その男だらけの大奥の実体とは如何なるモノや?」

とゆー、本来の正常な江戸時代を知る読者側が興味を持つ所を刻々と描いてあり、恰もアニメ版「ベルサイユの薔薇」における貴族編(通称、長浜忠夫編)の様であり、その一巻終盤では作品内における女性上位社会において、ただ一人、将軍徳川吉宗(女)が、その社会の異常性に気付き、真相に触れる所で一巻は終了しており、2巻以降における物語の流れ方が凄く変わっていくんじゃないかと予想出来、再度恰も上記同様アニメ版「ベルサイユの薔薇」における革命編(通称、出崎統編)の様な期待をしてしまい、スゲェ勢いでとっとと続きが見たい漫画だったりしやがりますヨ。







然し、ンな事ぁ兎も角さておき、ココの人


http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/manga/1hon/news/20060407org00m200103000c.html


も言っているケド、八代将軍徳川吉宗(女)が無茶苦茶カッチョ良い事この上無ぇ。
ンモォ、何がドォカッチョ良いかってーのは「読んでみてくれ」としか言えないケド、ドラマCDにおけるキャスティングが田中敦子ってのもスゲェ勢いで納得出来る程にカッチョ良いですゼ?
いや、ホントに本気で。